連載
UAではたらくヒト
ユナイテッドアローズで働く30名のスタッフを迎え、入社1年目の方から順にインタビュー。感謝の気持ちを感じた瞬間と伝えたいヒト。そして後輩からの質問にお答えいただきつつ、1年上の先輩にも質問していただくリレー方式でお届けします。
Photo:Mitsugu Uehara
初田 健一
第一事業本部 メンズ商品部 部長
入社19年目 内山 忍さんより質問
これからの夢(目標)を教えてください。
「誰からも愛されるユナイテッドアローズ社であることに貢献したいという想いを持っています。小売業としてスタッフ、店舗、商品、サービスが評価されることは非常に重要ですし、それらも含めて社としてその存在や志を、世の中のより多くの人に認めてもらうことも大切です。それが経営理念でもある“生活文化のスタンダードを創造し続ける”ことで辿り着く姿だと思います」
ユナイテッドアローズで働いてきた20年間のなかで、初田さんがいちばん感謝の気持ちを感じた出来事は?
「アルバイト初日から出会ったお客様と、20年経ったいまでもお付き合いが続いていることですね。その方は創業以来からの顧客様で、もちろん私だけではなく、多くのスタッフをかわいがってくださっています。私の出会いは、アルバイト初日に売り場で必死にモップをかけているときでした。『新人さんだね?』と笑顔で話しかけられたのをいまでも鮮明に覚えています。その後、異動先でも何かと連絡を頂戴し、近況をご報告しつつ、その度に激励のお言葉を頂いていました。ファッションがとてもお好きで、特定の店舗ではなく複数の店舗にご家族とご来店され、それぞれの店舗でお買い物をしていただいています。各店舗にいるスタッフに『元気でやってる?』と声を掛けて、様子と顔を見にいくのが楽しみだと伺ったことがあります。創業からいままで、ベテランから新人まで多くのスタッフを見守っていただき、感謝の気持ちは言い表せないほどです」
いまいちばん「ありがとうございます」という言葉を伝えたい人は?
「やはり一緒に働くことができたメンバーです。キレイごとではありません(笑)。20年間勤務し、なにかと振返ることも多くなりました。気付けば20年、という感覚です。その間に失敗や自分の未熟さから結果的にベストではなかった判断をしたケースもありましたが、とにかく諸先輩方から指導されることや周りのメンバーに支えてもらうことばかりでした。自分から支えることができたか定かではありませんが、20年間ここまで来られたのは、本当に一緒に働いた仲間あってのことと、いま改めて実感しています」
PROFILE
初田 健一
第一事業本部 メンズ商品部 部長
学生時代にアルバイトとして当時のユナイテッドアローズ 原宿本店に勤務。卒業後、入社。原宿本店、 ザ ソブリンハウスを経て、本部にてメンズ商品部・販売部に在籍し、現在は第一事業本部メンズ商品部部長を務める。