ヒトとモノとウツワ ユナイテッドアローズが大切にしていること ヒトとモノとウツワ ユナイテッドアローズが大切にしていること

連載

UAではたらくヒト

ユナイテッドアローズで働く30名のスタッフを迎え、入社1年目の方から順にインタビュー。感謝の気持ちを感じた瞬間と伝えたいヒト。そして後輩からの質問にお答えいただきつつ、1年上の先輩にも質問していただくリレー方式でお届けします。

Photo:Mitsugu Uehara

入社24年目

橘 朋子

ファッションマーケティング部

Relay Question
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入社23年目 山崎 万里子さんより質問

この先のユナイテッドアローズに、何を継承し、何を変えていきたいですか?


「“すべての答えは店とお客様にある、という小売業としての姿勢と、それが軸にあるのがユナイテッドアローズだと胸を張って言えること”を継承したいし、せねばならないと思っています。みんながちゃんとお客様の方向を向いて仕事ができるように、そして本質的な事がぶれない会社を目指し、それらに対して尽力できる人に私も変わりたいと思います」

Question

ユナイテッドアローズで働いてきた24年間のなかで、橘さんがいちばん感謝の気持ちを感じた出来事は?


「振り返ると、今日まで働く上ですべての基礎となっているのは、入社2年目で配属されたユナイテッドアローズ 有楽町店勤務の時です。新卒で入社したのですが、マスコミ就職を目指していた私は、服は好きだけど接客自体が苦手。当然社員としては伸び悩み、オープンしたての有楽町店で一皮向けてこいということで異動になりました。お客様がひっきりなしにいらっしゃる店舗だったにも関わらず、私は相変わらず接客が上手くいかない日々。そんな様子を見ていたある先輩が、いつもの様に声がけが失敗しすごすごと退散した私に、『良くお客様を観察してごらん? まだ、○○を触ってらっしゃるよね。興味がある証拠だから、広げて見せてあげるといいよ』とアドバイスをもらいました。いちばんできる先輩が言うことなのでと実行したら、なんと! 売れたんです。それまで、お客様をよく見もせず自分本位な接客だったんだなと実感しました。それからは、まずお客様をよく観察することにしました。そこから、何が売れるか? どう店を作れば手に取ってもらえるか? という分析や店作りに興味が広がりました。あのアドバイスがなければ、その後の職歴もなかったでしょうし、小売業を誤解したまま辞めていたかもしれません。その先輩は当然のこと、あのとんでもなく忙しい時代を支えあった有楽町店のメンバーみなさんにも感謝しています。そして今だに心の支えでもあります」

Question

いまいちばん「ありがとうございます」という言葉を伝えたい人は?



「仕事で関わったすべての方々や、先輩後輩同僚には感謝していますが、直近の『ありがとうございます』は、やはり家族です。大げさですが常に、私の“仕事=生き方”を尊重してくれる夫や娘、父母には本当に感謝しています。照れくさくて面と向かっては言えないので、こういった機会を利用して伝われば…(笑)と思っています」

PROFILE

橘 朋子

ファッションマーケティング部

新卒募集2年目の1994年入社。一号店のユナイテッドアローズ 明治通り店から始まり、都内店舗に勤務し、渋谷公園通り店にて店長に就任。本部のSV課の立ち上げに加わり、FMD/VMDの役割に従事。その後育児休暇取得し、ユナイテッドアローズの都内店にて復職。2014年ファッションマーケティング部に異動。現在は全社ディレクションや各業態へのマーケット情報提供、ブランドポートフォリオ作成のサポート業務などを主に行っている。

次回は入社25年目、第一事業本部 ウィメンズ商品部 PR課 ユナイテッドアローズ プレスの本多 美奈子さんにインタビューします。

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