連載
UAではたらくヒト
ユナイテッドアローズで働く30名のスタッフを迎え、入社1年目の方から順にインタビュー。感謝の気持ちを感じた瞬間と伝えたいヒト。そして後輩からの質問にお答えいただきつつ、1年上の先輩にも質問していただくリレー方式でお届けします。
Photo:Mitsugu Uehara
田島 文子
経営企画部 秘書チーム
入社25年目 本多 美奈子さんより質問
数少ない女性の先輩である田島さんは、私が入社したときからいらっしゃる、上品でトラッドでコンサバな、ユナイテッドアローズを体現する方です。女性として年齢を重ね、長く働いていくなかで、ユナイテッドアローズで働いていて良かったなと思うことや仕事のモチベーションは何ですか?
「ユナイテッドアローズで働いて良かったと思うことは、人として成長できる点です。入社当初は、笑顔と挨拶の大切さとか、5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)の重要性など当たり前のことから、その後のさまざまな経験を通して、お仕事をする上での姿勢や考え方まで。まだまだ勉強中ではありますが、この年齢になり自分の軸を持って仕事をできるようになったのも、入社以来、先輩方からの指導やお客様、お取引先様とのコミュニケーション、ときには研修などを通して、すべてユナイテッドアローズで形成されたものだと思っています。そんななか、人事部へ異動した頃から、自分の中の行動規範は“従業員のため”になってきました。お客様に接する機会が少なくなるにつれ、従業員価値の創造に働きかけることが、ひいてはお客様価値の創造につながるだろうと。いまでもそれは変わらず、仕事のモチベーションのひとつになっています」
ユナイテッドアローズで働いてきた26年間のなかで、田島さんがいちばん感謝の気持ちを感じた出来事は?
「店舗勤務から人事部、その後秘書へ。働いてきたなかで大きな転機が2回ありました。その度に、先輩方や同僚、後輩達からの温かい言葉と応援に背中を押され、不安を跳ね除けて次のステップに進むことができました。そのときの皆さんの言葉は、いまの原動力になっていますし、いまでも感謝の気持ちでいっぱいです。特に、人事部へ異動になった際、新人の頃からお付き合いのあった顧客様から掛けていただいた『あなたがこんなに立派になると思ってなかったわ』というお言葉は、思い出す度に胸にじーんときます。見守られていたんだな、と」
いまいちばん「ありがとうございます」という言葉を伝えたい人は?
「社内にもたくさんいますが、やっぱり家族です。私が長く仕事を続けてこられたのも家族のお陰ですので。女性が仕事と家庭を両立する事が当たり前の時代になったとは言え、やはり仕事をし続けることへのハードルはまだまだ多いと思います。そんななか、こうして仕事を続けてこられたのも家族の協力と応援あってのこと。ありがとうございます」
PROFILE
田島 文子
経営企画部 秘書チーム
1993年入社。ユナイテッドアローズ 渋谷店、原宿店、池袋店、渋谷公園通り店などを経て、2002年原宿店の店長に。2003年人事部へ異動、教育や労務等に携わる。2015年経営企画部へ異動、現在は社長秘書を務める。