連載
UAにまつわるモノ
ユナイテッドアローズのスタッフ、また所縁のある方々に、“UAにまつわる思い出の一品”を紹介していただきます。第26回は、スタイリストの白山 春久さんです。
Photo : Yohei Miyamoto
JIL SANDERのコーチジャケット
UNITED ARROWS, MENS
クラシックな服と並んでこそ際立つ魅力。
「ぼくにとってユナイテッドアローズの魅力は、なんと言ってもクラシックな空間でクラシックな服に囲まれて、コンテンポラリーな服も愉しめることでした。まだ20代の当時、自分にとってはどう考えても大人の服だった〈チェザレ アットリーニ〉のスーツや〈ロータ〉のトラウザーズ、〈フライ〉や〈シャルべ〉のシャツ、〈ジョンロブ〉の靴など、挙げたらキリがない程のとびきりイカしたクラシックな服に囲まれて見る〈プラダ〉や〈ジル・サンダー〉は直営店とは全く違う趣きがあり、強烈にワクワクしたものでした。このコーチジャケットは盛り上がり過ぎて勢い余り、素材違いと色違いで5着ほど! すべてコンプリートしてしまった記憶があります。当時の雰囲気を色濃く残す丸の内のTHE SOVEREIGN HOUSEがいまでも大好きで、ずっと変わらず楽しく高揚しながら買い物をしています」
PROFILE
白山 春久
スタイリスト・ファッションディレクター
ファッション、広告の分野を中心に活動。また、様々なブランドのディレクションからブランディングまで幅広く携わっている。