連載
UAにまつわるモノ
ユナイテッドアローズのスタッフ、また所縁のある方々に、“UAにまつわる思い出の一品”を紹介していただきます。第17回は、フォトグラファーの長山 一樹さんです。
Photo : Yohei Miyamoto
Cesare Attoliniのスリーピースオーダースーツ
UNITED ARROWS, MENS
「スーツを着るようになる以前は既存のセットアップを好んで着ていましたが、そのうち自分に合うシャツが欲しくなって、まずはシャツをオーダーしたのが始まり。そうなると、『じゃあスーツも作っちゃえ』ということでオーダーしました。スーツを着ると気持ちが引き締まって背筋がシャンと伸びる気がするし、休みとの区別の意味も込めて、仕事のときはスーツを着るようにしています。これはユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店の田中さんの紹介でつくった一着で、既存ではありえないようなデザインが特徴。言うならば、ブリティッシュアメリカン。1930年代のアメリカのギャングをイメージしました。いまの流行りって、例えばパンツならとにかく細身で股上は浅く、丈も短い。でも、ぼくの好みは逆なんです。太めで股上はなるべく深く、裾なんかダブルの5.5cm。仕事柄動きやすくないといけないのもあるんですけど、クラシックでどしんとした感じが好きなんです。ノーベントだしチェンジポケット付きだし、とことん時代と逆行している。でもそれが好きなんです」
PROFILE
長山 一樹
フォトグラファー
ファッションや広告、写真集などコマーシャルフォトグラファーとして第一線で活躍。 2001年麻布スタジオ入社、2004年より守本勝英氏に師事し、2007年に独立、S-14に所属。