連載
UAがおすすめするウツワ
ユナイテッドアローズのスタッフは国内外さまざまな場所で活躍中。そこにユナイテッドアローズに所縁のある方々を加え、ご自身が関係する地のおすすめの場所やお店を紹介していただきます。第15回は、仕入支援部 メーカー開発担当の中尾 浩規さんです。
Photo:Tomoyuki Tsuruta
Text:Shoko Matsumoto
Illustration:Maori Sakai
HARRY’S BAR FIRENZE
FIRENZE, ITALY
老舗バーで食す、やけに素朴な逸品。
1953年創業の老舗バー。イチゴとシャンパンのカクテル”レオナルド”の発祥の地でもある。フィレンツェといえば、ビステッカ・フィオレンティーナが食の代名詞だが、その肉に食べ疲れた方におすすめなのがチキンカレーやエビカレー。カレーがかかったバターライスにもかかわらず、やけに落ち着く味は一食の価値あり。
「今は亡きジャン・ガエターノ・オリアン(イタリア・シャツ・メーカーのギ・ローヴァー、オリアンの創業者)に初めて連れて行ってもらったお店です。全てが大人に見えました。この方にはフィレンツェだけでなく、本家のヴェネッツィアのハリーズ・バー、彼の地元バッサーノ・デル・グラッパで作られるグラッパ含め、イタリアの服飾文化は元より食文化をも教わり、私にとっては今も敬愛するイタリアの父です」
ショップ名:HARRY’S BAR FIRENZE
住所:Lungarno Amerigo Vespucci, 22/R, 50123 Firenze FI
電話番号:+39 055 239 6700
時間: 12:00〜15:00、19:00〜23:00
PROFILE
中尾 浩規
仕入支援部 メーカー開発担当
1963年、札幌に生まれ、東京、船橋、宇都宮、鎌倉、沼津、奈良、芦屋、熊本含め、幼少期は15回ほど引越を繰り返す。学生時代は名古屋の南山大にて米式蹴球部を6年間勤しみ、教室ではなくグラウンドにて修士修了したのち、一時国外退去を命じられ、その後日本国籍を失わず無事帰国。今はイタリア国発行のパスポートを待つ。