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    もうすぐ父の日。お父さんが喜ぶことってなんでしょう?
  • 2018.06.07 THURSDAY

間もなく「父の日」。6月第3日曜日、今年は17日です。「母の日」と比較すると、少し印象が薄い感じが否めないところですが、その歴史を辿ってみれば、薄い印象どころか、心温まるエピソードが秘められていたのです。息子も娘も、パパッ子もそうでない方も、今年は「父の日」に、何かを企画してみませんか?

Photo:Takeshi Wakabayashi
Text:Aya Kenmotsu

シングルファーザーへの感謝の気持ちが始まり。

父の日の由来は、母の日と同様に、南北戦争時代のアメリカにありました。1909年、ソノラ・スマード・ドッドというひとりの女性が、教会の牧師に、「亡き父のために礼拝を」とお願いしたことが始まりだったそうです。

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彼女は6人兄弟。幼いころ南北戦争が勃発し、父親は兵士として召集されました。母親はひとりで幼い子どもを育てましたが、過労がたたって、夫の復員後まもなく天に召されます。その後、男手ひとつで子育てをした父親も、子ども達の成人を見届けて、亡くなりました。ソノラ・スマード・ドッドは、そんな父親を讃えて、彼の誕生月である6月に礼拝をしてもらったのです。

翌年、すでに母の日がアメリカ全土に広まりつつあったことを受け、ソノラ・スマード・ドッドはが牧師教会へ嘆願し、初めての父の日の祝典が行われました。ただ、国の記念日として正式に制定されたのは、それから時が経って1972年のこと。

日本では戦後になって広まり始めましたが、今のように一般的な行事として認識されるようになったのは、’80年代に入ってからだといいます。やはり、母の日と比べると、今ひとつ印象が薄いかもしれません。


お父さんが好きなもの、欲しいもの、わかりますか?

とはいえ、父の日は、「ふだんあまり話をしない」という人はなおさら、お父さんのことを思うよいきっかけになるはず。さあ、一緒に考えてみましょう。お父さんの好物はなんですか? 趣味は? 好きなブランドは? お休みの日は何をして過ごしていますか? …残念ながら、筆者は何一つ具体的に思い浮かびませんでした…。

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でも、せっかくの父の日。諦めるわけにはいきません。お父さんの好きなものがわからないのならば、だれがもらっても嬉しくなるような、上質で、使い心地のいいものをプレゼントすればよいのではないでしょうか。たとえば、季節感のあるファッション小物とか、仕事で毎日使ってもらえるビジネスアイテムとか。(もちろん、お父さんの好みが手に取るようにわかる方は、狙い撃ちで!)

ある日、「お前が着ているような、今時の洋服が着たいな。」と言っていたお父さん。その言葉を思い出し、今年はお父さんのパーソナルスタイリストになって、一緒に買い物をしながら、お父さんにいちばん似合う洋服をプレゼントする。いつもの会話からヒントを得るのもポイントですね。

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「毎年何もしていないのに、今年だけ突然プレゼント、っていうのも気まずいなぁ…」と思う方もいるかもしれません。心配ご無用。数年前、筆者も突然思い立って、ン十年ぶりに父の日にボールペンを贈ったことがありますが、「毎年なにもくれないからこそ、すごく感激した。大事に使うから」とお礼の電話をもらいました。この日から、父の日をもっと大切にしようと心に決める、よいきっかけになりました。


お父さんたちも、きっと、一緒に過ごしたいと思っている。

実は、母の日の調査では、「子どもからもらいたいもの」として、「感謝の言葉」「一緒に過ごす時間」が上位を占めているのですが、きっと、お父さんも同じではないでしょうか。ふだん、なかなか子どもと過ごす時間がない、忙しいお父さん。幼いころは、休日に近所の公園に出かけたり、買い物に行ったりもしたけれど、成長してからはそんな機会も減ってしまった、という方は、男女を問わず、多いことと思います。

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ぜひ、今年の父の日は、お父さんと一緒にどこかに出かけてみてください。昔よく行った、ふたりだけの思い出の場所なんてどうでしょう? 「ママにはナイショだよ」なんて目配せしながら、散歩の途中で立ち寄ったアイス屋さん。下から見守ってもらって木登りした公園の大きな木。水切りして遊んだ近所の川。ぶらぶらと歩くだけで、幸せな気持ちになれるはず。

お父さんと一緒にお酒を飲むのも、素敵なプレゼントになります。お酌をしたり、されたりしながら、他愛もない話をする。「いつもありがとう」の言葉は気恥ずかしくて口に出せなくても、お酒を酌み交わすうちに、きっと、ちゃんと、伝わると思います。「今度、行きつけのお店に連れて行ってよ」なんて会話に、お互いしみじみと「大人になったなぁ」と感じることでしょう。

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いかがでしょう? 素敵な父の日が過ごせそうでしょうか? クールを装っても、お父さんたち、心のどこかで期待しているかもしれません。今年はぜひ、モノでも、コトでも、プレゼントしてあげてくださいね。

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