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  • 『united LOVE project 2018』 デザイナーの熱い想い、 直筆で伝えます!
  • 2018.04.19 THURSDAY

2010年からスタートし、今年で9年目を迎えようとしている、通称“ラブプロ”として定着し始めた『united LOVE project』。「着たいモノを着て、ファッションを楽しみながらチャリティを」がテーマです。さて今年は第一弾の「かごバッグ」に続き、第二弾として、毎年好評の「Tシャツ」と今シーズンのトレンド「PVC素材を使ったバッグ」がスタート。「このプロジェクトに関わる理由は?」「今回のアイテムに込めた思いは?」。デザイナー本人にアプローチし、直筆メッセージとコメントでその熱い気持ちを紹介します。

Photo:Takeshi Wakabayashi
Text:Maho Honjo

デザイナーが綴る、各々の想い。

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FILL THE BILL
デザイナー:金田淳一さん
数々のブランドや企業の企画生産業務に携わり2010年に独立。2012AWに<FILL THE BILL>のメンズをスタートさせる。

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参加した1番の理由は、これがチャリティプロジェクトだからなんです。震災当時、同じ日本にいながら、被災者の方々に向けて何もできない自分をもどかしく思っていました。今回で3回目の参加になりますが、今は「自分の仕事を通じて、微力ながらでも貢献ができればこんなに嬉しいことはない」という思いです。この活動に取り組むと当時を振り返ることができる。そしてあらためて気持ちを引き締めることができるんです。

今回のロゴTシャツには、直接的ではなく、遊び心のあるメッセージを込めました。一見意味のない単語が並んでいるように見えて、2段の文字を重ね合わせると「LOVE」という単語が現れます。素材は、60年代のスーベニアTシャツを参考にオリジナルで作成したもの。横にスラブが入るビンテージ風の生地で、ふわっとした見た目とは違う、ドライなタッチが特徴です。お気に入りのデニムにTシャツをイン、もしくはスカートに合わせて、軽やかなスタイリングを楽しんでください。


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TILA MARCH
デザイナー:タマラ・タイシュマンさん
パリでファッションエディターとして活躍していたが、2006年夏、パートナーであるニコラ・ベルデュゴと共に<TILA MARCH>を設立。

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これはとても人を元気付けるプロジェクトで、私のデザインに何を成し遂げたいか、どのように私の熱意をコレクションを通して表すか、私に再度考えさせてくれます。ユナイテッドアローズはいつもティラマーチと近いパートナーであり、私たちはもっとも人道的なプロジェクトに関連できる事を喜んでいます。

大災害が発生したとき、まず自分ができることは何なのかを考えました。そしてバッグの売上から寄付をすることで貢献ができればと思ったんです。苦しむ被災者を助ける、さらにその支援を続けることは、私の使命でもあり責任。そして名誉でもあります。ベストの方法を考えて、これからも手を尽くしていきたいと考えています。

今回は、アイコンのゼリグバッグを、テーマとなるPVC素材で贅沢に仕上げました。透ける特性のあるPVCに“ピュア”や“明るい見通し”という意味を込めたんです。このプロジェクトに関わることで、「私がデザイナーとして何を成し遂げたいのか」「熱意をコレクションに反映させるためにはどうしたらいいのか」、そんなことをあらためて考える時間をもらった気がしています。<TILA MARCH>が信頼しているユナイテッドアローズだからこそ、こうして一緒に社会貢献に取り組めたことをとても嬉しく感じています。


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MUVEIL
デザイナー:中山路子さん
服飾学校を卒業後、アパレルメーカーに勤務。2002年、<MOSSLIGHT>の設立に拘わる。2007年春夏<MOSSLIGHT>解散後、2007‐2008年秋冬より<MUVEIL>として新しいスタートをきる。

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このプロジェクトにかけるみなさんの熱い思いに触れて、ぜひ参加したいと思ったんです。アイディアを練っている間、「ファッションを通してできることは何か」「楽しみながら前進できる力とは何か」などなど、いろいろなことを考えました。

今回は、TシャツもPVC素材のバッグも、熊本地震復興の思いを込めて、名産であるスイカをモチーフにしました。Tシャツは、赤い実の部分はスパンコールを、グリーンの皮部分は刺繍にするなど、細かいディテールに凝っているのが特徴です。“HOPE”HOPEを胸に、“HAPPY”を感じながら、明るいトーンのアイテムと合わせてみてください。


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WACCOWACCO
デザイナー:櫻井幸治・櫻井絵里子さん
アクセサリーブランドの企画/デザイン、セレクトショップのバイヤーを経た二人が、2016年AWより<WACCOWACCO>をスタート。

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バッグをつくるという自分たちにできることを一心に行い、それが社会貢献につながっていくというのは、本当に素晴らしいことだと思うんです。テーマのPVCもいつかは使いたいと思っていた素材。いろいろな条件がマッチして、今回のチャレンジにつながりなりました。

このアイテムは、毎シーズン展開している定番モデルをPVC素材にアップデートしたもの。しっかりとした厚みがポイントです。レザーのように部分的に漉くことができないので、試行錯誤を繰り返し、ようやく納得のいく仕上がりになりました。ビンテージ加工がされたオリジナル金具など、細かなディテールもていねいにつくっています。また、絶妙なカラーにもぜひ注目してほしいですね。PVCでは珍しいバニラクリーム色のバッグは、私たちも特に気に入っているんです。


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DESIGNERS REMIX
デザイナー:シャーロット・エスキルドセンさん
コーリングのデザインスクールを卒業後、2002年、パートナーのニールス・エスキルドセンとともに設立。全世界で約600のストアにて取り扱いがある。2007年、デンマークで最も栄誉ある賞「The Golden Pin」を受賞。

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私は赤十字のアンバサダーとしての活動もしているので、自然災害の被害に遭っている人々を常に一番気にかけています。だからこの素晴らしいチャリティプロジェクトに参加できたことがすごく嬉しいし、声をかけてもらったことを心から感謝しているんです。

今回のアイテムは、オーバーサイズのメンズTシャツに女性らしいフリルをあしらったもの。ゆったりしたシルエットに甘いディテールを足すことで、<DESIGNERS REMIX>らしいフェミニンなムードを表現しました。同じくオーバーサイズのメンズパンツとスニーカーに合わせれば、ボーイッシュで可愛らしい雰囲気に。またTシャツをタックインして、透け感のあるアシンメトリーなスカートとヒールを合わせても、女性らしさが際立つと思います。


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LUDLOW
デザイナー:森田ありさ・森田えりかさん
2006年秋、<LUDLOW>を立ち上げる。「大人になってもどこか心躍るようなものを身に着けたい。そんな女性の心を満たす物つくり」をテーマに、ヘアアクセサリーをはじめ小物やバッグを手掛ける。

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この『united LOVE project』には、毎年参加しています。魅力は、ファッションブランドのひとつとして復興支援に参加できること。これからも継続して関わっていきたい特別な思いのあるチャリティプロジェクトです。

今回のテーマはPVC素材を使ったバッグ。少しの個性と少しのエッジ、少しのフェミニンさ…。それぞれのスパイスをかけ合わせて、バランスよく仕上げました。どんなシーンにもマッチするデザインだから、リゾートはもちろんタウンでも、幅広いスタイリングに合わせてみてほしいです。寒かった冬が終わり、暖かな春を迎え、いよいよ暑い夏がやってきます。「待ってました!」という気持ちでデザインしたので、その開放感を感じながら、楽しんで持ち歩いてください。


まだまだある! 夏と旬を感じるアイテム6選。

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(左)<THE DILETTANTE>はワンハンドルの人気モデルをPVC素材にアップデート。裏はメタリックシルバー、バッグの中はロイヤルブルーというカラーリングも魅力。

(中央)パパイヤ、ココナッツ、フィグなどフルーツ柄が楽しいトートバッグは<MANIPURI>より。このブルーベースは<UNITED ARROWS>別注カラー。

(右)PVC素材でビッグトートを作ったのが<PIPPICHIC>。ゴールドフリンジがあしらわれ、ラクダが刺繍されたオレンジの巾着つき。大人キュートな雰囲気に。

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(左)<TICCA>からは、肉厚のジャージー素材を使ったオーバーサイズのTシャツを。Wの袖口や深く入ったスリットなどシンプルながら凝ったつくりに。色違いでボーターもご用意。

(中央)ロープの紐でウエストマークするタイプのビッグTシャツは<CINOH>。ロープを通す部分はループではなく本格的なハトメに。そのままビッグシルエットを生かしても。

(右)<Rag&Bone>は『united LOVE project』用にプリントをデザイン。メンズのXSサイズなので丈は長めに、身幅は細身なのが特徴。色違いでブラックも。


プロジェクトを束ねるディレクターの思いとは…。

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UNITED ARROWS WOMENS DIRECTOR
高窪まさみ
 
「デザイナーの熱い想いが込められたアイテムと一緒に、夏を楽しんでもらえたら…」という思いから、「enjoy summer!」としました。『“United LOVE Project”』を通して楽しい夏を過ごしていただけたら、これ以上の喜びはありません。

私たちが抱いているのは、ファッションを通じて、お客様と一緒に、少しでも多くの被災地の復興支援ができたらというシンプルな思い。このチャリティプロジェクトのアイテムに関わることで、私たちも、お客様も、それぞれの夏が有意義なものになることを願っています。そしてその思いを共有できたなら、本当に幸せなこと。これからも継続していくプロジェクトなので、引き続き応援してください!

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