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  • 知れば知るほど奥深い、お洗濯の世界。
  • 2017.01.19 THURSDAY

2016年12月より、衣類に付いた“洗濯マーク”の表示が新しくなったことは、ニュースでも大きく取り上げられ話題となりました。そこで今回は、新表示で変更された内容を見直すとともに、お気に入りの洋服をいつまでも大切に着るための洗濯のコツを洗濯ソムリエ・代表幹事の橋本さんに教えていただき、さまざまな角度から洗濯の世界を探っていきます!

Text:Noriko Ohba
Illust:miltata

洗濯マークが一新、世界共通の表示に!

洗濯マークが新表示になり、いったい何がどのように変わったのか、新たな表示のポイントを解説します。

Point1 記号の種類が大幅アップ。

これまでの表示は、1968年から続く日本独自のものでしたが、今回国内外で統一されることにより、その数は22種類から41種類に!カタカナと漢字、数字で表された旧表示は、見れば何となく意味が理解できましたが、新しい表示は一見しただけでは、「え…?」と迷ってしまいそうなマークもあり、確認が必要。41種類、完ぺきにマスターすれば、洗濯スキルもアップすること間違いありません。

Point2 新表示の基本記号5つを覚えよう。

輸入製品が増えたり、高性能な繊維が開発されたり、洗濯機が進化したりと…私たちの衣服やお洗濯事情はこの数年でガラッと変わりました。新表示では、ドラム式洗濯乾燥機などを使う「タンブラー乾燥の仕方」や色柄にも対応できる「酸素系漂白剤の使い方」などのマークが追加されたことも話題に。まずは基礎となる5つの洗濯表示をチェックしましょう。

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①家庭での洗濯の仕方。 
②漂白の仕方。
③乾燥の仕方。
④アイロンのかけ方。
⑤クリーニングの仕方。
これらの基本の5つは、①→②→③→④→⑤の順で表記されています。

Point3 線(—)、点(・)、数字、で具体的な洗濯方法がわかる。

上の5つの基本記号に、線や点、数字、×マークが組み合わさって、具体的な洗濯の仕方が表示されます。たとえば、以下イラストのようにアイロンに適した温度は、点(・)の数で示されますが、点ひとつなら110度まで、点ふたつは150度まで、点3つなら200度までと、点の数が増えるほど高温に。他にも、線の数は洗濯操作の強さを表すことも覚えておきましょう。線ナシは通常の強さで、線1本は弱く、線2本で非常に弱く、と数が増えるほど衣服はデリケートに扱い、洗濯機の「ソフトコース」「手洗いコース」などを選ぶのが◎。家庭洗濯マークの中の数字は、洗濯液の上限温度を表示しています。各記号に×マークがある場合は禁止を表しますので、気をつけましょう。

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今回の大きな変更点として、自然乾燥の表示が細かくなったことも覚えておきたいポイント。つり干し、日陰のつり干し、ぬれつり干し、平干しなど全8種、これらの細かい表示も、大切な衣服を長持ちさせるために役に立つ情報となるのです。

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洗濯ソムリエ直伝!“お洗濯上手”になるためのコツ5

新しい洗濯表示をマスターしたら、ちょっとしたコツを押さえてさらにお洗濯道を究めませんか。毎日の洗濯に使えるマメ知識を洗濯のプロ“洗濯ソムリエ”の方に教えていただきました!

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マメ知識1 シミ抜きに画期的な“魔法の水”とは?!

お気に入りの服にシミがついた瞬間のがっかりした気持ちは誰もが経験したことがあるはず。そんなときは、まず「水で濡らして固くしぼったタオル(ハンカチ)を押し当て、“絶対にこすらず”、汚れを移しとる」応急処置を行います。その後、家でシミ抜きを。洗濯ソムリエがオススメする、通称“魔法の水”はぜひ覚えておきたいポイントです。カレーやコーヒー、パスタソースなど一般的な食べこぼしに効きます。つくり方は簡単で、オキシドール、台所用洗剤、水を各1さじ1杯を混ぜるだけ。シミのついた衣類の下にタオルなどを敷き、魔法の水をシミ周辺にたっぷりとつけて歯ブラシで叩きましょう。※色落ちする衣服には使えません。

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マメ知識2 風を味方につけて、ニオイ問題を解決!

洗濯ものは乾くまでに時間がかかるなど、室内干しの機会も増える冬。そこで気になるのがニオイですが、洗濯ものにイヤなニオイがつかないようにするためには、“風”が肝心です。風を上手に使って、少しでも早く乾かすことが重要なのです。窓を開けたり、換気扇や扇風機を使って室内の空気を循環させると、乾きはグンと速くなり、冬は、エアコン(暖房)と扇風機(サーキュレーター等)を使って、空気の流れを強制的にでもつくるとさらに効果的。ほかにも、洗濯ものを干すとき間隔を10〜15cmあけること、ズボンは逆さにして、筒の部分を4か所ずつ洗濯バサミで止めて風通しを良くすることもポイント。ハンガーは針金ではなく、厚みのあるものを使うことをオススメしますが、ない場合は、針金ハンガーの肩にタオルを2枚かけて厚みを作った即席ハンガーでも代用可能です。 

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マメ知識3 レモンや、みかんの皮が洗濯に役立つ?!

丸ごとのレモンや、グレープフルーツやみかんの皮など柑橘系の果物に含まれているクエン酸には、洗濯槽のニオイや雑菌を防止する効果があると知っていますか? レモンは輪切りに、柑橘系果物の皮は適当な大きさにカットして、編み目の細かいネットに入れて洗濯ものと一緒に洗います。皮だけでもOKなのでエコにもなり、干せば2〜3回繰り返し使用可能、手荒れを防ぐ効果もあるなど、一石二鳥以上の価値アリ。

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マメ知識4 洗濯ものを溜めがちな冬。「洗濯機=洗濯カゴ」は絶対NG!

汗もかいていないし大丈夫かな、と洗濯回数が減りがちな冬ですが、洗濯もののニオイの原因となるモラクセラ菌は、放置すればするほど増殖します。洗濯槽には、溜め込まないようにマメに洗うのがいちばんですが、難しい場合は、少しでも菌を増殖させない工夫を。菌が増殖しやすい洗濯機内で衣服を保管しないこと、脱いだ衣類は丸めて洗濯カゴへ投げ入れず、広げて湿気を飛ばすこと、また洗濯カゴは通気性のいいものを選ぶのもニオイ対策になります。洗い終えた衣服は、放っておかず速やかに干すよう心がけて。

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マメ知識5 ニットは、アイロンがけでより美しく!

ニットの洗濯法は、冬のお洗濯の悩みどころでもあります。いつまでも美しく、きれいに、長く着るためのコツはアイロンがけにありました。ニットは、つけ込み洗いのあと、ネットにのせて平干しするのが基本ですが、乾いたニットにアイロンをかければより美しい仕上がりに。裏返して、スチームをあてながら、編み目の方向に沿ってゆっくりとかけましょう。

知れば知るほど奥深い、お洗濯の世界。いかがでしたか? ファッションを楽しむためにも、知っておきたい洗濯のマメ知識、ぜひ明日からのお洗濯に役立ててください。

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